今日の足跡(雑感「アメリカの民主主義は何だったのか」)

アメリカで今、何が起きているのか?

今日は別の記事を書く予定でしたが、このニュースを見て、今感じていることを記しておきたいと思います。

 

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まさか、このような事態が起こるとは思っていませんでした。
亡くなったのはトランプ支持者の女性とのことで、発砲による鎮圧が
行われたということは、緊急事態であったことが想像できます。

なぜ、このような事態になったのでしょうか?

 (ここからは筆者なりに調べた情報と感想が含まれます。)

 

 

当初はThe Ellipseというホワイトハウス近くの公園で抗議集会を開催する予定だったようです。

大統領も演説を行い、その中で「国会議事堂へ向かおう、Pennsylvania Avenue NW
ペンシルベニア・アベニュー・ノースウェスト)を歩こう」と発言している。

 

 

その後、国会議事堂周辺に到着したトランプ支持者集団の一部が議場への侵入を試み、今回の事件が発生したようです。

(この間の詳細はあまり情報も無いため、断定はできません。ただ、当時、大統領の選出手続きが行われていたため、それに対する抗議の過激化が発端であることが想像できます。)

 

 

 

その後、トランプ大統領は支持者に対し、冷静な行動をするよう求めています。
ここから今回の一件がトランプも想定していない方向へ発展していることが伺えます。
(しかし、過激な思想が多いトランプ支持者がこのような行動を起こすことは容易に想定できます。ここは大統領の思慮不足だと思います。)

 

暴動はすぐに抑えられたようですが、法治国会であるアメリカにおいて、民主主義の源泉である選挙を暴力でねじ曲げようとした行為は、最大のタブーだと思います。

トランプ大統領の党内での影響力は下がるでしょう。彼は異端の大統領として一期のみで政権を去ることになると思います。

 

これはアメリカの民主主義だけの問題ではない

今回の件で、私は個人に絶対的な信頼を寄せ、権力を委ねる民主主義の危うさを感じました。
政治というルール内でどのように国民の信託(という名の既成事実)を受けるか。
(批判的に捉えれば、それは時として正しい手法ではない時もあります。)

それにより、自らのイメージをさらに増大させ、権力の再生産を可能とする。
また、曖昧な情報を毅然とした態度で示すことは個人のカリスマ性を高め、より集団(支持者)の高揚感を煽る。

これはアメリカに限った手法ではないでしょう。

 

とはいえ、報道にも問題は多い

同時に気になるのは、報道機関の報道姿勢です。

議場侵入はトランプ支持者の一部暴徒化が直接原因ですが、それを「クーデター」という表現を使う媒体もあり、軽率な発言は厳に慎まなければいけません。

 

今日は簡単に事実確認を試みつつ、自分なりの問題点をまとめてみました。

一人の有権者としても、考える姿勢は持ち続けたいと改めて思いました。

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