
まだ知られていない木曽の偉人「遠藤五平太」
木曽には多くの偉人がいます。木曽義仲、巴御前、山村蘇門…。
それぞれに日本や木曽地域の歴史を作った人々です。
そして、まだ知られていない偉人もいます。その中の一人が剣豪「遠藤五平太」です。
剣を極め、幕末の福島関所を守り、木曽発展に尽力した五平太
木曽町木曽福島は木曽路、すなわち中山道において、江戸と京を結ぶ街道に置かれた関所の町です。
長く平和を享受した江戸時代でも「入鉄砲、出女」を厳しく取り締まり、関所を統括し治安維持の重責を担った山村代官家は、有事に備え、武道に絶えず研鑽を重ねていました。
そんな中、激動の江戸末期から明治を生きた郷土の剣豪が「遠藤五平太」です。
坂本龍馬の師匠でもある千葉周作と同門(江戸浅利道場)で学び、壮年では幕末の剣豪、山岡鉄舟との試合において無太刀の勝利を納めるなど、剣豪に相応しい人物でした。
また後年は開田西野地区の開墾事業に携わるなど、事業家としての一面も持ちます。
知られていない五平太にもう一度光を
遠藤五平太の弟子は木曽谷を中心に800人を数え、福島は「関所のまち、剣のまち」でありました。
しかし、時代は流れ、今では遠藤五平太の存在も、多くの剣士が汗を流した道場も、その面影はどこにもありません。五平太にまつわる資料も少なく、その人物像もはっきりしません。
幕末という激動の時代を生き抜き、剣と共に郷土に生きた偉人がこのまま歴史の彼方に消えて良いのか…。そのような思いからこの度、『木曽の剣豪「遠藤五平太」顕彰会」を立ち上げたく、このサイトを作りました。
つきましては、下記の趣意書にありますように、ご賛同いただける方を募集致します。
(お申し込みいただいた方々には、活動のお知らせをさせていただきます)
当会の設立目的は遠藤五平太の調査・研究を通し、地域に生きた剣豪に光を当て、新たな郷土偉人の再顕彰を目指すものです。
まだ何も計画は定まっておりませんが、多くの方の関心・ご支援を賜れば幸いに存じます。